新人看護師もいれば、ベテランナースもいますから、看護師の貯金額はまちまちですが、一般的には生活費の3〜6カ月分くらいは貯金があると安心です。
看護師の仕事は、同世代の多職種と比べると給料がいいとはよく言われます。ですが、ストレスの多い業務のため、「夜勤がんばったから自分へのご褒美にバッグを買おう」とか、「たまの休みだから同期と豪華な旅行をしよう」など、自分にお金を使ってしまって貯金がない…という人も少なくありません。また、「独身の時は貯金できていたけど、結婚、出産してから夜勤ができないので貯金できていない」という人も少なくないようです。未婚のときのように夜勤で得られていた収入が、10年後、20年後にも入るかどうかは分からないのです。
実際に、貯金をしている看護師に貯金テクニックについてアンケートを取ったところ、「給与天引きで財形貯蓄」をしているという答えが多数ありました。また、「自分で先取り貯金」をしている看護師も多いようです。
病院の福利厚生に財形貯蓄の制度があれば、銀行口座に振り込まれる手前で溜めてもらえるので、確実に貯金できます。勤務している病院に制度があるか、ぜひ確認してみましょう。
また、「家賃や生活費などの残った分を貯蓄に回す」という人もいます。残った分を貯金するのもいいですが、毎月どのくらい残るか分かっているなら、先取りに変えた方が確実に溜められるでしょう。貯金のポイントとしては、先に自分で貯金できる仕組みを作っておくことが大切です。